松本研究室は、
・人を優しく支援する感性情報学の実現
・文理複合的視点による人間、生命理解
を2大目標とし、大学でしかできないような学術的な研究と社会とのつながりを意識した工学的な研究とのバランスを取りながら、分野の枠組みにとらわれない学際的な研究を進めています。
これらの目標の実現のためには情報、機械、物理、化学、生物、心理、経済、環境など理系文系分野の領域にとらわれない複合的視野からの研究が不可欠です。
本研究室では現在、特に機械系からの生命の理解と高齢者・障害者の助けとなるような基盤技術の開発をめざし、
・認識システムを利用した主観的パラメータ最適化
・ヒューマノイドロボットのバランス制御
・ハードウェアの受動的な自己複製技術
・照明変動、雑音に頑健な顔画像からの特徴抽出
・高品質な音声信号取得のための雑音除去技術の開発
などといった知覚情報処理、知能ロボティックスに関する様々な研究プロジェクトに取り組んでいます。 |
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【画像処理】 顔画像処理、生体画像からの特徴抽出、高品質な画像取得を目指した雑音除去技術などを通して、ロボットビジョンや生体認証などへの応用を目指します。
【音楽・音響処理】 ロボットによる会話システム、言語インタラクションなどへの応用を目指した高品質な雑音除去システムの構築や音楽的情報処理への応用について研究します。
【ロボティックス】 ヒューマノイドロボットや自律移動型ロボットなどの研究を通して人間そのものの仕組みや人の役に立つロボットのあり方について研究します。
【インタラクションデザイン】 ロボットによる安全な人との接し方やユーザの興味を引くロボットデザインなど、人とロボットやコンピュータとの関係性について研究します。
【機械学習、最適化システム】 取得されたデータから自動的にシステムを構築するパラメータ最適化や学習機構について研究します。
【感性情報学・主観的コンピューティング】 機械系での主観的、心理学的な仕組みの実現を目指し、それを観察することで人間のこころや感情の仕組みについて研究します。
【メカバイオフロンティア】 生命そのものの仕組みを探り、それを機械系、情報系、化学系などで模倣することで人間や生物と機械の違いがどこにあるかを探ります。 |